LoRaWAN対応の物流管理ソリューションを 日本、東南アジアでサービス提供開始

2018.06.26

株式会社インターポレーション(本社:東京都千代田区、 代表取締役:左舘 経明、 以下「インターポレーション」)は、 物流管理ソリューション(アセット・トラッキング・ソリューション)を、日本をはじめ東南アジアで2018年6月26日よりサービス提供を開始します。

 

物流管理ソリューションは、お客様が所有する非通電資産の追跡・可視化を主目的としており、LPWAネットワーク(LoRaWAN及びSigfox)網を活用して展開します。同物流ソリューションはすでに、欧州でサービスを提供しており、アセットの追跡管理、在庫管理、自動受領システム、コールドチェーン管理(温度管理)、振動モーションによるメンテナンスリース、積載状況管理の運搬最適化など、様々な分野において運用されています。

 

 

■物流管理ソリューション

1.概要

従来、モバイル帯域を使用する場合は通信コストやハードウェアのコストが高く、またエネルギー消費について非効率であるため、運用がしづらい状況にありました。

LPWAネットワークを活用することにより、ハードウェアのコストが削減でき、通信ネットワークの消費電力と接続コストが削減できることから、今まで管理監視できなかった領域が可能となります。

 

2.デバイスの主な機能

①LoRaWAN及びsigfoxモジュール搭載

②GPS、Bluetooth LEを搭載

③温度センサー、3軸加速度センサーを搭載

 

3.特徴

・屋内及び屋外で利用可能(場所や資産形状も問わず位置特定と追跡が可能)

・デバイスの最適化されたマルチ機能(位置情報、温度、モーション検知、振動、温度等)

・デバイスの消費効率を追求した技術

・GPS、BLEを搭載

・製造、サプライヤ、流通、ヘルスケア分野での実績(欧州地域)
・高精度データを取得

・導入コストの削減、開発無し(重厚なインフラではない)

・導入及びランニングコストの削減

■欧州での運用事例

1)ドラム缶の屋外追跡

状況 大型ケーブルやドラム缶を提供
課題 年間1000億円以上の運送・ハンドリングコストを最適化したい
解決策 随時、500個のドラム缶をリアルタイムで追跡・管理
効果 ・運搬プロセスの効率化

・ハンドリングコストを20%削減

・顧客サイトでのプロジェクト進行具合の把握

 

2)販売商品の屋内位置情報+温度管理

状況 欧州最大級の流通企業。数千台に上るフォーク、台車や移動式バレットの管理制度の向上を図りたい
課題 効率向上を図るべく、某リテーラーは今まで、毎年運搬設備に追加投資を行ってきた。設備の追加投資箇所の判断材料として追跡データを活用
解決策 10箇所の大型倉庫内、運搬設備をすべて監視
効果 ・誤送の検知

・屋内運送ルート・レイアウトの最適化

・顧客へのコールド・チェーン報告機能

 

 

*Interpolation Platform(LPWAネットワークの管理ツール「NOCXX(ノックス)」、データの可視化ツール「VIZIXX(ビジックス)」と複数のクラウドを同時に管理する「STACXX(スタックス)」の3ツールで構成されおり、一気通貫のIoTプラットフォームとしてサービス提供中)をご利用いただくことにより、物流管理ソリューションを開発やコーディング無くワンストップで活用いただけます。

 

 

株式会社インターポレーションについて

2015年にIoT先進国であるフランスとの合弁で設立され、フランスを含む欧州企業との強固なパートナーシップにより、日本を含むアジアでIoTに特化し、独自のプラットフォームの提供と、すでに実証・運用済みのデバイスを含めたソリューションを提供しています。

http://www.inter-polation.com/ja/