LoRaWAN™の日本技適取得済みソリューション販売開始
2017.06.13
様々な機器にセンサーやコンピュータを搭載し、ネットワークに接続して、情報を収集したり、制御したりするIoTやM2M(Machine to Machine communication)。
LoRaWAN とは LPWA(Low Power Wide Area Network) と呼ばれる無線通信規格の1つで、低消費電力、低価格で広域をカバーすることができる、次世代のIoTネットワークです。LoRaWANは、欧州を中心に既に採用が開始されており、日本においても実証実験が開始されております。
LoRaWAN の特徴は、以下のとおりです。
・日本では免許不要のサブギガ帯域である920MHzの特性を活かし、伝搬距離が長く、最大 10km 程度の長距離通信が可能です。
・低消費電力のため電源設備の負担を低減できます。
・使用したいエリアに基地局を設置し、携帯通信網を補完することができます。
・標準化団体のLoRa Allianceにより公開されているグローバルでオープンな技術仕様です。
LoRaWAN の利用用途としては、その特徴である「低消費電力」、「長距離伝送」を活かし、音・光・圧力・温度・振動など各種センサーを活用し情報を収集したり活用する、農業、畜産業、工場、防災、スマートメーターなどあらゆる用途での利用が想定されています。
新光商事株式会社は、株式会社インターポレーションおよび、フランスで運用実績のあるNEMEUS社と共同で、NEMEUS社製LoRaWAN™準拠通信モジュール(開発コード:MM002-L-JP)の日本技術適合を取得し、新光商事・インターポレーション・NEMEUSの三社協業で事業を展開致します。今後は、各種機器の保守メンテナンスなどの遠隔監視や各種センサを用いた環境センシングをはじめとするIoT市場をターゲットにしたLoRa®関連事業を展開し、更にNEMEUS社LoRa®/SIGFOX™共通モジュールの欧州向け製造と日本向けリリースを予定しております。
<新光商事株式会社(LoRa Alliance Adopter Member)>
LoRaWAN™準拠通信モジュールの製造/販売およびLoRaWAN™活用ソリューションの販売。
・MM002-L-JPのLoRaWAN™モジュールの国内販売
・中国自社工場によるLoRaWAN™準拠通信モジュールの製造(当社工場が工事設計認定取得)
・MM002-L-JPを組み込んだ通信モジュールおよびセンサエッジモジュールの企画/販売
・株式会社インターポレーションが提供するLoRaWAN™活用ソリューションの販売
<株式会社インターポレーション(LoRa Alliance Adopter Member>
LoRaWAN™活用ソリューションの提供。欧米の様々な企業と提携し、世界中で運用実績のあるネットワーク構築に必要な全ツール(基地局、ネットワーク制御システム、各種センサー)、分野別アプリケーションを提供。
・プライベートネットワークの構築・運用ツール(NocXXX)
・LoRaWAN™プライベートネットワーク基地局
・水道・LPガス・物流・街路灯などのインフラ管理システム< NEMEUS(LoRa Alliance Adopter Member)>
・MM002-L-JP LoRaWAN™準拠通信モジュールの設計。